こんばんは、もり矯正歯科院長の森です。
先日、PROPEL(プロペル)という新しい器材の講習会に参加してきました。
このプロペルは歯茎の骨(歯槽骨)に外科的侵襲を加え一時的に歯の動きを促進し、治療期間の短縮を図る目的で使用します。
当院でも行っているコルチコトミー、PAOOやコルチシジョンも同様に治療期間の短縮を図る目的で行う方法ですが、プロペルは歯茎の上から小さな穴を開ける方法なので術後の腫れや痛みが少なく、比較的侵襲が小さいことが特徴です。
効果は3ヶ月(10週〜12週)ほど持続するとのことです。侵襲が小さいためかコルチコトミーやPAOOと比較すると効果が得られる期間が短い様に感じられます。
症例によっては繰り返し施述する必要があるとのことでした。
コルチコトミーやPAOOに興味をお持ちの患者様で『怖そう』、『痛そう』、『腫れるのは困る』という声をよく耳にします。実際、その理由で断念される方もおられます。
プロペルは患者様の選択肢の幅が広がるという意味では大変よい存在になるのではないでしょうか。
京都市 医療法人社団ティースコレクト もり矯正歯科